和裁のわという、ブログの名前にしたものの・・・。
和裁のこと、あまり書いていませんでした。
和裁を始めて丸2年になります。
ここ数ヶ月で、とうとう、袷キモノデビューをしております。なかなかやりがいのある、仕事です。
袷キモノ、トータルで5・6枚。
まだまだ数えるほどしか、縫っていないのですが、とても大きな試練をもらうことになりました!!留袖や、喪服の、衿回りや裾に入っている、あのちっこい縫い目のぽつぽつ軍団をご存知でしょうか。
「ぐし躾」
という名前の、一応しつけです。でも、1分(約3㎜)よりちっちゃい感覚で、所狭しと並んでおります。
その、ぐしを入れなければならない、袷の喪服を、21日までに縫えと、今日手渡されました・・・。まだ、袷のキモノを縫うのもままならない、わたしの手。そんな器用なことができるのか、それも、短期間で。心配で、頭の中は、「ぐし」でいっぱいです。
●ぐし躾の豆知識●●●●あんなにきれいな縫い目でも、一応、ただのしつけです。なので、本来は着用の時にはほどくモノだったのですが、あまりにもきれいすぎるため、ほどかずに、飾りしつけとして、そのまま着用する習慣がついたそうです。でも、しつけはしつけ。天皇陛下にお会いする場合や、皇居に入るときは、ぐし躾は取らなければならないそうです。あくまでも、しつけですので。おもしろいですね。ま、庶民のわたし達には、関係のない話ですが。
これぞ、職人技!!
味のある縫い目を売りにしている、わたしにとっては、辛い仕事ですが、味もあるけど、仕事もきれい!を目指しているので、がむばりますっ!!
↓絽の喪服で練習しました。。。やっぱり、味があるな。。。