着物に興味をもって、和裁をはじめて、少し遠ざかっていたアートの世界。
大学時代に大好きだった「フンデルトワッサー」の個展が京都近代美術館で開催中と聞き行ってきました。
やっぱり好きでした、フンデルトワッサー。
彼の絵の世界は独創的で個性的。まさに不思議の国です。
うれしいことに今回の個展で彼の住んでいる村と動く彼の映像を見ることができました。
‘‘彼の絵の中のような世界が本当に存在したんです。’’
例えば、浮世絵を見て、
「なんて、独創的なんだろう。なぜこんな絵が描けるのだろう」
と思います。でも、昔の写真を見ていたら、その浮世絵そのまんまの風景や人が写真の中に閉じ込められていたりします。外国人やわたしたち今の日本人でさえも独創的だと思ってしまう浮世絵の世界。あったんですね、少し昔の日本にそんな風景が。
フンデルトワッサーの絵の世界もそうでした。彼の住んでいる村を映像で見ることができて初めてつながったし、もっと近くに感じることができたような気がします。自然を愛する彼と彼の絵が。
モノを作ったり、絵を描いたりすること。表現力も大事ですが、環境や日々の生活も大切にしていきたいものです。