「あほの長針」と昔からいいますが、みなさんは自分の手にあった針をご存知でしょうか?手芸屋さんにいけばところ狭しと針が並んでいてどれを使えばいいのかわかりませんよね。でも縫い物をする上で自分にあった針はたったの一サイズなのです。
写真にあるのが和裁用の針です。「三ノ三」「四ノ三」とありますが、最初の数字が「三」であれば木綿用針、「四」であれば絹用針です。後の数字は針の長さを表しています。「四ノ二、四ノ三、四ノ三半」などがありますが数字が小さいほど針は短く大きいほど針は長くなります。(四ノ三<四ノ三半です)普通の手の大きさ、指の長さであれば「四ノ三」が適しています。ちなみにわたしは女の子にしては手が大きいのですが指はそれほど長くないので「四ノ三」を使っています。職場の人でも女の子らしいかわいい手だなという人も「四ノ三」を使っていますし、男の先生でも「四ノ三」を使っておられます。大体の人が「四ノ三」で事足りると思います。
参考までに針の持ち方、自分にあった針の見方を書いておきます。和裁をする時には「指革(指貫)」を利き手の中指の第一関節と第二関節につけるのですが(詳しい事は後日)、その指革に針の頭をあて、人差し指と親指で針を持ち、その指先から針先が2~3ミリでるのが良いとされています(写真参照)。針先がですぎててもいけませんし、逆に針の頭が指革にあたってないのもいけません。
参考になったでしょうか??まずは自分にあった針を見つけてみましょう。