今日、古道具屋で運命的な出会いをしました。
これが、一体何に使うものなのかおわかりでしょうか?かんざしやツゲ櫛などはよく見かけますが、これも髪飾りの一種なのです。そう、今で言う「バレッタ」のようなものです。花の透かし彫りをしている部分を束ねた髪の毛にあて、蝶つがい(というのでしょうか?)でついている左右の部分を‘コ’の字になるように曲げ、両端の穴に針金のような細い棒を通し髪の毛に固定して使うようです。今の髪留めでも穴が開いていてそこに棒を通して髪の毛をとめるものがありますよね?まさにその髪留めなのです。
これぞ女性のおしゃれをしたい気持ちと職人の技とが作り出した賜物です。昔のものは本当に素敵ですね。この小さな穴にも意味があり、ただの飾りでないのが面白いところでもあります。昔のものはどんなささいな細工にも意味があるのです。その細工の意味を自分で見つけ出した瞬間の嬉しいこと!!今日の‘ただのおしゃれ’雑貨とは訳が違いますね。今日はいいものが手に入ってとてもいい気分♪です。